予備試験の法文について色々と
以前の記事で予備試験の法文の「しおりひも」について書きましたが、その他に法文について思いつくことを書いてみたいと思います。
法文の表紙の色は毎年違う
ピンクとか黄色とかハッキリ言って持ってて恥ずかしい悪趣味な色が多いです。誰が決めているのか? せめて落ち着いた色にしてほしい。
例外的に、去年(平成30年)の法文の色だけはかっこいい!
刑事訴訟法の条文には見出しがついてない
(時効の効力)<ー見出しとはこれ!※例として民法
第百四十四条 時効の効力は、その起算日にさかのぼる。
六法によっては刑訴の条文にも見出しがついている親切なものもあるようですが、予備試験用法文はオリジナルに従い古い法律(特に刑訴)には見出しがありません。見出しで条文を探すクセがついている人は、刑訴だけは見出しナシで条文を探せるようにしておかないと、現場で「緊急執行の条文が見つからない!」なんてことになるかもしれません。
※刑訴は古いので見出しがついていない、というのは分かります。しかし、新しく追加された公判前整理手続とかの条文は見出しつけてくれたっていいじゃないですか、ねえ。ただでさえややこしい条文なのに、古くて不便な方に合わせる必要もないだろうに。
休み時間は開けない
休み時間、東京会場では法文は二人掛け机の真ん中に重ねておいて、手を触れるのは禁止でした。六法見る可能性がある人は自分用のを持っていきましょう。
一日目と二日目でシャッフルされる
一日目の試験が終了したあと、法文は机の上に置いたままで帰るのですが、そのあと試験官が回収して箱にしまうようです。次の日また適当に置いていくようで、二日目に机の上においてある法文は昨日とは違う法文です。
なので、持ち帰りに備えて一日目にきれいに法文を使っても無駄ですw。運が悪いと次の日には、汚れや折れがある法文が配られるかもしれません(T_T)
私は初年度は、最後に法文をもらえることを知っていましたが、シャッフルされることは知りませんでした。無知な私は受験記念にきれいな法文を持ち帰りたいとの一心で一日目にひじょうに丁寧に法文を使いました。そして二日目に自分の机の上に、折り癖のある汚れた法文が置いてあるのを見て愕然としました。誰か知らないがきれいに使えー!
二日目終了後に持ち帰ることができる
二日目の試験が終了したら、最後に法文を持ち帰ることができます。
私は試験終了直後の出口の大混雑が苦手なので、いつも人が大体はけるまで、そのまま教室の椅子に座って待っています。受験生がほぼいなくなった教室を見渡すと、意外と法文を持ち帰っていない人がいます(机の上においてある)。なんともったいない!
もちろん、司法試験の時も最後まで座っていました。眺めたら、司法試験の法文は予備試験の法文の倍くらい分厚いのに、ほぼ全員持ち帰っていました。なんでだ?
法文は絶対に持ち帰ってください
せっかくくれるというものを置いていく剛毅な人がいるのにはびっくりですが(まあ、重いので荷物になりますけど)、法文は必ず持ち帰りましょう。
それは、論文に合格した場合、口述試験でもこの法文が使われるからです。口述の試験室のテーブルの上には、まったく同じ法文が置いてあります。
そして口述では、たまにその場で法文をめくって条文をひかされることがあるのです。ここで条文引くのに手間取るとすごく印象が悪い!
ですから、口述前にはこの法文で条文引くのに慣れておく必要があります。その時に備えて、法文は必ず持ち帰っておいてください。メルカリとかで売らないように!(笑)
今日のブログの進歩
初めて写真を貼ってみました。古いガラケーで撮ったので画質悪いですが、写真があるとブログっぽい感じになりますね。え、スマホ・・・? 持ってませんが、何かw
今日のマンガの進歩
前回のミンポーのミーのイラストがあんまりだったので、ちょっと印影をつけてみました。
lierblog.hatenablog.comカラーのイラストは、それなりの見栄えにするのが、白黒よりもやっぱり大変ですね。いや、まだ全然ひどいですよ、ええ、それは分かってますけど。