アラフィフ弁護士なれるかな【絵日記】

高齢社会人は司法試験に合格して弁護士になれるのですか?

今年の憲法の問題文、すごかったですね

試験委員の心の叫びが聞こえる

令和元年 司法試験論文 憲法の問題文から抜粋 ※色は筆者

 あなたは、A省から依頼を受けて、法律家として、この立法措置が合憲か違憲かという点について、意見を述べることになった。

 その際、A省からは、参考とすべき判例があれば、それを踏まえて論じるように、そして、判例の立場に問題があると考える場合は、そのことについても論じるように求められている。また、当然ながら、この立法装置のどの部分が、いかなる憲法上の権利との関係で問題になり得るのかを明確にする必要があるし、自己の見解と異なる立場に対して反論する必要があると考える場合は、それについても論じる必要がある。

「どんだけ去年の受験生の答案に不満があるんだろう・・・」と感じさせる、くどいぐらいのてんこもりの指示でしたね。現場で読んでいて苦笑いしてしまいました。「明確にする必要があるし、」のあたりの言葉遣い、とにかく注文したいことがありすぎて言葉があふれちゃってる感がひしひしと伝わってくる問題文です。

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そうは言われても・・・

劣等受験生からしたら「そうは言われても・・・すいません」という感じです。判例の見解を間違えずに覚えている自信がないから怖くて書きたくない。下手に書いて間違うよりは、その指示を見て見ぬふりしてスルーしたり趣旨でごまかしたりした方がマイナスが少ないだろうと考えてしまってもこれは責められません・・・よね?判例の立場の問題点なんて、もうそんな無茶言わないでという感じです。

私見についての反論は、これは受験生なら分かってもらえると思いますが、答案作成でテンパった状態では、私見を書くのに夢中になって反論を書き忘れてしまうことは多々あるんです。私見を書き切ってから「うわ、途中の反論書き忘れた!」となった受験生が多かろうことは想像に難くないです。

でも出来た人も多いでしょうね

でも今年は新形式2年目ですから、去年の問題を研究してしっかり書けた受験生も多いだろうと思います。私は・・・聞かないで下さい・・・(泣)。

今日のマンガの進歩

集中線を初めて使ってみました。集中線書くのって昔は大変な技術だったんですよね。クリスタっていうソフトは本当にすばらしい。集中線があると、いかにもマンガっぽいな~(嬉)