試験問題の印刷って結構直前にやるんですね
問題文中に「令和」の記載があった
今年の司法試験問題の表紙がしっかり「令和」になっていたのはいいとして、問題文中にも「令和」の記載があったのにはびっくりしました。
令和元年 司法試験論文 行政法の問題文より抜粋 ※色は筆者
・・・本件土地に居住し続けた。Aは、令和元年5月14日、C市が近く明渡裁決を申し立てる可能性があると考え、・・・
個人的に、国家試験問題なんてものは数ヶ月前に完成して厳重に保管されているものかと思っていました。しかし、「令和」という元号が公表されたのは4月1日ですから、問題文の修正(もしくは完成)はそれ以後ですよね。司法試験が5月15日ですので、実は試験1か月前でも問題冊子の印刷は行われておらず、表紙という事務的な書面のみならず、中身の試験問題のマスターアップも締め切りではなかったということですよね。
あの噂は実は真実なのか?
つまり、結構ギリギリまで試験問題は修正できるんですね。噂としてたまに聞く「実は本試験問題はいくつか予備の問題が作ってあり、受験予備校の直前模試がズバリ的中してしまった場合、その部分は予備の問題に差し替える」とかいうのが物理的には可能であったのですね。真偽はさておきw
こんなことを試験中にふと考えてしまいました。だから時間が足りなくなる・・・